物を売る楽しさと、会社の安定性、
将来性に惹かれた。
子どもの頃の家電販売店の思い出は、おもちゃ売場。いつもワクワクしたのを覚えています。高校時代には自分たちで商品を企画し、販売する授業があったのですが、そこでグミの詰め放題サービスを提案し、大好評。物を売る楽しさを知った瞬間でした。大学でもマーケティングやデザインについて学び、就職活動でも小売業界を中心に探すことに。ただ、ちょうど新型コロナが大流行した時期で、倒産する会社のニュースなどを見ながら、安定性や将来性の高さにも注目するようになりました。そこで目にとまったのが当社です。もちろん、名前はよく知っていましたが、こんなにも規模の大きな会社だとはまったく知りませんでした。さらに、大きな会社でありながら、面接などではとてもフランクな雰囲気。最終的には2年目以降に店舗以外の配属先に挑戦できる職種チャレンジ制度に合格したこともあり、入社を決めました。

商品知識や接客、
売場のつくり方も学んだ店舗時代。
1年目の配属先は池袋本店。冷蔵庫や洗濯機といった大型家電の売場を担当しました。覚えることが多く、最初はこの先やっていけるだろうかと不安ばかりでしたが、パートナー制度で何でも聞ける先輩が近くにいたこともあり、何とか乗り切ることができました。加えて、今振り返ると、商品部で働く私にとってこの最初の1年間は本当に貴重な経験でしたね。商品の知識や接客を知れたことはもちろん、当社がどういう仕組みで商品を仕入れ、販売しているかなど、売場のつくり方そのものを学べたことも現在の仕事に役立っています。そして、2年目に異動となった商品部はその名の通り、ビックカメラやグループ企業の商品の仕入れを担当する部署です。私は小型家電を扱うグループに所属し、異動して2年が経ったこの9月からは、包丁やフライパン、鍋といった非家電のキッチンウェアの主担当を任されています。
仕入れは、
自社の利益を考えるだけでは
上手くいかない。
仕入れる商品の選定に関しては、自分で探し出すケースと、店舗からの要望に応えるケースがあります。いずれの場合も、その後、メーカーや問屋と卸価格などを交渉し、決定するのですが、やはり自分が選定した商品が売れた時はうれしいですね。一方、仕事の難しさは、価格の交渉です。自社の利益ばかりを追求するのではなく、相手のメリットも考えながら交渉する力が求められます。この辺りはまだまだ先輩に教わりながら経験を積んでいる最中。奥が深い世界です。また、キッチンウェアの主担当を任されるようになってから、私生活でも調理する機会が増えました。気になる商品を自分で使ってみることで、実際の使い心地はどうか、どういうお客様に向いているかといったことも、より身を持って知ることができます。気づくと、我が家のキッチンウェアは充実。自炊が増えたことで、以前より健康的な暮らしができている気がします。

最若手のバイヤーだからこそ、
提案できることがある。
商品部の仕事は長年の勘や経験も大切ですし、交渉するための人間力も欠かせません。私は職種チャレンジ制度で異動してきましたが、周りを見渡すと、元店長をはじめ猛者ばかり。正直、まだまだ成長が必要です。しかし、当社には「若けりゃ、いいってもんだ」という言葉もありますし、最も若手のバイヤーだからこそできることもあるはず。SNSの中から新しい流行を探ったり、一人暮らしの若者の調理に対するニーズを見つけ出したり。キッチンウエアの売場を充実させることで、そこを入口としてキッチン家電や他の商品も購入する流れもつくってみたい。担当する商品を知り、その商品の登場する暮らしを知り、自分なりの提案ができるバイヤーに。そして、いずれは会社全体に良い影響を与えられるような存在になれればと考えています。
