マテリアリティA-2お客様エンゲージメントの向上 ―購買代理人としての販売力強化
マテリアリティ「購買代理人としての販売力強化」の実現に向け、一人でも多くの購買代理人の創出・育成を通じて、次代のスターを輩出します。
購買代理人創出・育成の仕組みを作り、
接客でお客様の「期待を上回る感動体験」を
購買代理人創出・育成のための組織体制
ビックカメラに入社したすべての新卒入社メンバーは、実際にお客様と接点を持つ店舗に必ず配属されます。その店舗をサポート・バックアップする「営業部」には、購買代理人を育成する2つの部署「営業教育室」と「B-Lifeデザイン室」があり、購買代理人の創出・育成を行っています。

購買代理人としてスターを輩出したい
購買代理人の接客とは、「お客様のくらしを自分のこととして考え、幅広い選択肢の中から、お客様に最適なものを一緒に導き出す専門性」であり、当事者意識、専門知識、コミュニケーション能力とチームで解決する総合力が必要であると考え、店舗で日々腕を磨く環境を整えています。
執行役員
マーケティング本部
副本部長兼営業部長
中西 敏広
営業教育室の取組み

家電は、身近な商品です。だからこそ、使用感やその商品を買うと何ができて、どう便利なのか、お客様に分かりやすく伝えることが大切だと思っています。ビックカメラをご利用いただく、すべてのお客様に今よりも便利な生活、楽しい生活をお届けしたいと思います。
営業教育室長 宮治 賢
様々な社内部署からのジョブローテーション
会社に入って、上司からあれやれ、これやれでは仕事は面白くありません。入社後、ある一定の年数が経過したら、自らの意思で将来何をしたいのか決められれば働く意欲になると考えています。販売経験をとおして、社会やお客様のために自分が何ができるのかを自ら考え・自らの意思で将来のキャリアを決めて、その道へ進めば、きっと学ぶ姿勢が強く、
個人が大きく成長します。それが将来の会社の成長へつながると考えました。店長を目指す人、カメラやオーディオの専門家を目指す人、まとめ買いのご案内ができるコンシェルジュを目指す人等々、ビックカメラが「専門店の集合体」としてお客様からご支持いただけるために必要な人材の育成を合わせて進めています。
購買代理人としての成長基盤は「店舗
売場作りコンテスト
ビックカメラの提案は、お客様も気づいていない潜在ニーズを考えて売場作りを行っています。売場作りコンテストを実施し、地域特性や客層に合わせた提案をしているコーナーを紹介しあいながら、購買代理人としての腕を磨いています。
販売コンテスト
「誰がビジュアルコーナーで一番販売するの?」そんな会話から販売コンテストが生まれました。ビックカメラは店舗ごとに地域特性や規模、客層も違いますが、規模別にグループ分けをして競争し、個人間で切磋琢磨しています。将来は上位者がひとつの店舗で同じ日同じ時間で競争して、ビックカメラの一番を決めていきます。
B-Lifeデザイン室の取組み

家電という枠組みではなく、ライフスタイル(生き方)そのものを、ビックカメラの女性たちで提案します。コト軸で提案するという活動をベースとして、お客様にとって私たちがパートナーになる存在を目指します。ビックカメラの女性たちでくらしをより豊かに彩るお手伝いをしていきたいと思います。
B-Lifeデザイン室長 今井 美咲
女性たちが抱える悩みや潜在ニーズに対応した女性たち発信のくらし提案
女性の健康課題や美容への想い、子育ての悩み等、女性ならではのくらしにまつわる様々なニーズに、ビックカメラの女性たちが様々な角度でご提案しています。ビックカメラにみえることで女性のお客様のくらしが、今よりも更に豊かになることを願い、購買代理人として店舗作りや接遇の腕を日々磨いています。
女性の特性や脳の仕組みから考えるマーケティングと店舗運営
B-Lifeデザイン室は、店舗の女性リーダーたちと連動しながら購買代理人として女性のお客様にどう訴えかけ、くらしのお役に立てるかを考えています。女性リーダーたちでワークショップを実施し、女性の購買心理を考える場を設けています。
女性購買心理講師
イトーヨーカドー
たまプラーザ店
店長
志野 三千代
B-Lifeデザイン室と連携し、脳の構造の男女差から根本的に理解し、視野を広げる機会をつくっています。ビックカメラの女性活躍推進は、女性の強みや良さを伸ばし、埋もれた能力を引き出すこと。そのためには、従業員が自分たちで考え、楽しみながらお店をつくる、その結果お客様に喜ばれることが、モチベーション向上につながると考えています。店長として、自店舗の従業員や全店の女性従業員のために、そのような環境作りをすることを心がけています。
女性たちのくらしを豊かに彩るためのアドバイザー活動をスタート
女性のお困りごとに対して、より専門的、多角的な提案を実現するため、「アドバイザー」育成活動を実施。多くの女性たちの関心が高い美容と健康の観点で女性チームを結成し、成長の機会を提供しています。商品を勉強するだけではなく、お困りごとそのものに関する知識や提案するための接遇、店作りの勉強会等、幅広いカリキュラムで成長を促します。
活動の流れ
製造から販売まで手がけるグループ会社
ビック酒販〜利き酒師・ソムリエ等のプロ集団がお客様のくらしを彩る〜
「お酒に係る商品知識を有する人材育成」「繊細な商品管理」「お客様のニーズにお応えするお酒の提案と品揃え」を行動目標に、パーパスの実現を目指します。
株式会社ビック酒販
代表取締役社長
細山 祐一
人材育成
当社は、「ひとつひとつの商品にあるストーリー」をお客様にお伝えし、ご納得いただける「幅広く深い商品知識を有する人材育成」を目指しています。様々な勉強会や、お酒の生産・製造にかかわる方々とのコミュニケーションを深くするために産地に赴き、ひとつひとつの商品を大切に提案する人材育成に努めています。また、人材育成の取組みの一環として、利き酒師・ソムリエの資格取得者を店舗に配置しています。
商品管理
生産者が考える「最もおいしい」状態のまま、お客様にお届けする設備を整えています。また、日々の鮮度管理についても、各店に配置されている従業員が、瓶や缶・ラベルの状態まで細かく管理することを徹底しています。
品揃え
「お客様のご要望を具現化する」ことを常に念頭に置き、日本酒・焼酎・ワイン・ウィスキー・ブランデー・リキュール・スピリッツ・ビール類・飲料の約20,000アイテム(SKU)の中から地域性やご要望に合わせて各店独自の品揃えをしています。また、リーズナブルな商品はもちろん、年に数本しか生産されないような希少性の高い商品を取り揃えることで、お客様の様々な用途における「最高の1本」をご提案させていただきます。
「日本一の生毛ふとんをつくりたい」。生毛工房はそんな夢を持って誕生しました。混じりけが無く限りなく100%に近い「生の毛」にこだわることから「うもう」を「生毛」と表現しています。
株式会社生毛工房
代表取締役社長
帆加利 祥子
こだわり抜いた製品を製造
創業以来の「6つのこだわり」を守りながら、購買代理人の視点で開発から供給までを実現しています。お客様のニーズに沿った睡眠の質向上を考えた商品開発を行い、高品質な商品を適正価格でご提供していきます。
上質な眠りを提案する購買代理人育成
眠りのプロを育成するため、社内外で研修を実施しています。知識や接遇のみならず、縫製工場の実地視察等、様々なカリキュラムでスリープマスター、睡眠環境・寝具指導士等の数々の資格を持つ購買代理人を育成しています。
リフレッシュクリーニング
「長く使っていただくために、古くなった「生毛ふとん」を新品同様にクリーニングするサービスを提供しています。「うもう」の再利用を進めることで、サステナビリティを推進しています。
各チャネルでも徹底した購買代理人視点でくらし応援を
お客様視点をとことん追求し「使いやすいサイト日本一」を目指す
創業以来、ビックカメラは店舗でお客様と直接触れ合い一緒に歩んできました。ビックカメラの宝はここにあるという考えから、「購買代理人たちの想いが見えるECサイト」を目指します。ネットにおいても、店頭で案内を受けているような安心感や、数々の売場提案をみたときのワクワク感を感じていただきたいと思います。例えば、ネット購入時の不安要素である家電の配送設置は、店舗の強みである配送設置の数多くのデータやノウハウを最大限に活かし、ご案内を分かりやすく明確に記載することで、安心して購入・お届けができる仕組みを構築し、ビックカメラならではの独自性を追求しています。
職種チャレンジ制度を活用し、毎年若手メンバーを配置する等の組織活性を行い、新しい視点を常に入れることで、多様化するライフスタイルに対応しています。また、店舗や各部署と共同し、全社をあげて「ECサイト改善アイデア募集キャンペーン」を実施し、店舗で直接お客様と触れ合っているメンバーや、普段サイト使用の頻度が高いメンバー等から広く意見を公募しています。徹底的にお客様視点にこだわり「使いやすさ」を追求しながら、ネット上でのくらし応援を実現します。
執行役員
マーケティング本部
副本部長兼EC事業部長
儘田 雅樹
顧客に寄り添った課題解決型の提案営業を推進
近年、急激な環境変化によって働き方が変わり、「テレワーク」「オフィス環境の整備」等の、新たなお困りごとや課題を抱える法人が増えています。急速に進んでいる業務のDX化推進から労働環境の設備の整備まで、幅広い提案を実現し、ワンストップで法人の業務推進の力になれればと考えています。
SFA(営業支援ツール)や営業ツールのデジタル化を推進し、より迅速で最適な提案を行うことのできる営業の環境整備を推進しています。コロナ禍でも、オンライン商談や定期的な情報発信を行い、付加価値提案型営業を行っています。その他にも、eコマース型法人サイトの運営や、27拠点の法人事務所を拡大する等、幅広いエリアで多様なお困りごとに迅速に対応しています。また、営業担当者のリスキリングをいち早く開始しており、法人の幅広いニーズに応える人材育成を推進し、人の力で更なる成長を実現していきます。
執行役員
マーケティング本部
副本部長兼
法人営業部長
田島 憲一
これまでにない発想で戦略的に新しいチャネル開発を
地域に密着した存在(企業)になりたい。購買代理人である当社のことを多くの方に知ってほしい。そして当社のファンになっていただきたい。それが最大の想いです。特に注力しているのは地域との連携と他業種との連携です。今後もこれまでの型にとらわれない、「地域に密着した購買代理人」「購買代理人としての商品提案」の実現を目指しチャネル開発を行っていきます。
執行役員
チャネル
戦略開発部長
前田 光洋